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2024.11.12

補聴器はどこで買うのがおすすめ? 補聴器を買えるお店の一覧と自分に合った販売店の選び

最近、聞き間違いや聞こえにくさを感じていませんか?また、ご家族のテレビの音量が大きい、聞き返しが多いなどは気になりませんでしょうか?実は、難聴は急に聞こえなくなるものではなく、ゆっくりと時間をかけて低下することが多いために自覚がなく、気付いた時にはかなり進んでしまっている場合があります。聞こえにくさの感じ始めや、ご家族が日々感じられる違和感が補聴器装用のおすすめサインになります。

補聴器は、体の一部となり聞こえをサポートしてくれる心強い味方です。しかし、いざ購入しよう思うとき「どこで買えばいいの?」「どんな種類があるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、補聴器を販売しているお店の種類やお店選びについてご紹介します。

 

 

 

第1章 補聴器はどこで買うのがおすすめ?

補聴器はどこで売っていると思いますか?と聞かれれば、人それぞれ色々なお店が思い浮かぶはずですが、おおむね次のようなお店が連想されるのではないでしょうか。

補聴器専門店

  • 認定補聴器技能者が在籍し、専門的な知識と技術で、聴力測定、補聴器の選定、フィッティング、アフターケアまで、丁寧にサポートしてくれます。
  • 補聴器専門店には、全国展開している大手チェーン店から、地域密着型の個人経営の店舗まで、様々な規模のお店があります。
  • さらに専門店の中でも「認定補聴器専門店」があります。「認定補聴器専門店」とは、厚生労働省の関連団体である「公益財団法人テクノエイド協会」に認定された補聴器専門店のことです。5年ごとに認定時と同様の厳正な更新審査を受けることが義務付けられています。

眼鏡店

  • 補聴器も取り扱っている眼鏡店が増えてきました、視力や聴力に関する相談ができます。
  • 補聴器専門店と比べると身近に感じられ、安価な値段で販売しているメガネショップもあります。

家電量販店

  • テレビや冷蔵庫など家電製品と一緒に補聴器も購入できます。
  • 販売されているものは個々の聴力には合わせることができない集音器がほとんどです。

病院(耳鼻科)

  • 耳鼻咽喉科では医師の診察と聴力検査を受けた後、病院の補聴器外来にて購入できる場合もあります。
  • 補聴器の専門家である認定補聴器技能者が常駐している病院もあります。

通販

  • インターネット通販サイトやカタログ通販で、補聴器を購入することができます。
  • 店舗に出向く必要がなく手軽に購入できますが聴力に合わせることはできないものがほとんどです。

お店によって、取り扱っている補聴器のメーカーや器種、価格帯は異なります。自分に合った補聴器を見つけるためには、様々なメーカーや器種の補聴器を取り扱っているお店を選ぶことが大切です。

 

第2章 補聴器を購入する際に自分に合ったお店を選ぶポイント

快適なコミュニケーションに必要な聞こえは自分の信用にも関わり、時には人生を左右するものになります。ここでは、よい補聴器に出会うために、補聴器店選びで気を付けるべきポイントをご説明いたします。

認定補聴器技能者の有無

補聴器は、購入してすぐに使えるものではありません。お一人おひとりの聴力に合わせた調整や、その後のメンテナンスが非常に重要です。そのため、認定補聴器技能者が在籍しているお店を選ぶ必要があります。認定補聴器技能者とは、公益財団法人テクノエイド協会が認定して付与する資格で、お客様お一人ひとりの聴こえの状態に合わせて、補聴器を選定してフィッティングを行い、より快適な聴こえの提供を行うプロフェッショナルです。公的支援のアドバイスや耳鼻科医師と連携した対応も行うことができます。

アクセス

補聴器を購入した後も、調整やメンテナンスのために定期的に通うことになります。そのため、自宅や職場から通いやすい場所にお店があるか、通い続けられるかどうかも補聴器店選びには重要です。駅からの利便性も重要になります。

アフターケア

補聴器は精密機器であり、調整や聴力測定、メンテナンスが必須です。快適な聞こえを維持するためには購入後のメンテナンスがとても大切です。毎日使うものなので耳の状態や環境によって汚れや湿気がたまることが多く、定期的にクリーニングをしなければ、その性能を十分に発揮できないことがあります。購入後も安心して使い続けるためには、充実したアフターケアを提供してくれるお店をお選びいただくのがポイントです。ヒヤリングストアでは、お客様との二人三脚でより良い聴こえをつくりあげていきます。

相談しやすい雰囲気

補聴器について、わからないことや不安なことがたくさんあると思います。そのような時に、気軽に相談できる雰囲気のお店であることも大切です。もちろん何度顔を出しても笑顔で迎えてくれるお店がベストです。

第3章 販売店のメリット・デメリット

これまで補聴器を購入できるお店についてお伝えしてきました。では、一体どこで購入すればいいのか?それぞれの購入先におけるメリット・デメリットを理解することで、自分に合った場所を見つけることができます。

補聴器専門店

メリット

  • 専門性が高い: 認定補聴器技能者が在籍し、専門的な知識と技術に基づいたサービスを受けることができます。聴力測定から補聴器の選定、フィッティング、アフターケアまで、補聴器のプロフェッショナルが丁寧にサポートしてくれるので、初めて補聴器を購入する方でも安心です。
  • 品揃えが豊富: 多様なメーカーや種類の補聴器を取り扱っており、自分にぴったりの一台を見つけやすくなります。最新機種や高性能な補聴器を試したい方にもおすすめです。複数のメーカーを取り扱っているお店にはメーカーからさまざまな情報がもたらされます。また、補聴器の取り扱いにも慣れているため技術的に高いレベルを有していることが多いようです。
  • アフターケアが充実: 購入後の調整やメンテナンス、修理など、長期的なサポート体制が整っています。補聴器を長く愛用したい方にとって重要なポイントです。

デメリット

  • 価格が高め: 専門性の高さやサービスの充実度から、他の購入先に比べて価格設定が高くなる傾向があります。ヒヤリングストアでは、購入後のアフターケアの聴力の測定・フィッティング、メンテナンスなどは全て無料で行っています。
  • 店舗数が限られる: 地域によっては、近くに補聴器専門店がない場合があります。

眼鏡店

メリット

  • 身近で利用しやすい: 街中やショッピングモールなどに店舗があり、立ち寄りやすく、気軽にご相談しやすいのが特徴です。
  • 価格が比較的安い: 補聴器専門店に比べて、在庫をまとめて保有していることがあり、価格が安い傾向があります。
  • メガネと同時に購入できる: メガネと補聴器を同じ場所でまとめて購入することができます。

デメリット

  • 専門性が低い: 主な取り扱いはメガネですので、認定補聴器技能者が不在の店舗もあります。時には専門的なサービスを受けられない可能性があります。
  • 品揃えが少ない: 補聴器専門店に比べて、取り扱っているメーカーや種類が少ない傾向があります。
  • アフターケアが不足: 補聴器専門店に比べて、アフターケアの体制が整っていない場合があります。

家電量販店

メリット

  • 様々な商品と比較できる: 家電製品と同様に、様々なメーカーの補聴器を比較検討できます。
  • ポイントが貯まる・使える: 購入時にポイントが貯まったり、貯まったポイントを利用できたりするのも魅力です。
デメリット
  • 専門性が低い: 担当者に補聴器の専門知識がない場合があり、適切なアドバイスを受けられない可能性があります。また、家電量販店で取り扱いのあるものは主に家電製品の仲間である集音器に近いものがほとんどです。
  • アフターケアが不足: 補聴器専門店に比べて、アフターケアの体制が整っていない場合があります。メンテナンスや音の調整はほとんど行っていません。

通販

メリット
  • 価格が安い: 店舗を構える必要がないため、販売価格が安い傾向があります。
  • 自宅で手軽に購入できる: 24時間いつでも自宅で注文できるのは便利です。

デメリット
  • 試聴できない: 実際に音を聞いてからの購入ができないため、自分に合うかどうか判断はできません。家電量販店のものと同じく、通販で購入できるものは、ほとんどが集音器です。
  • フィッティングが難しい: 専門家のサポートがないため、自分に合ったフィッティングを行うのが難しいです。
  • アフターケア: 購入後の調整や修理などのアフターケアを受けられない、または受けにくいです。

第4章:補聴器を購入するまでの手順

補聴器の購入は、いきなり購入するものではなく、いくつかのステップを踏んで進めていきます。流れを把握しておくことで、スムーズに自分に合った補聴器を見つけることができますヒヤリングストアでのご購入までの流れをご説明いたします。

カウンセリング(ご相談)

はじめに、ヒヤリングストアにご来店いただいたお客様にご案内しているのは、聞こえに関するお悩みのカウンセリング(ご相談)です。どんな些細なことでもかまいません。いつ頃からお困りなのか、聞こえにどんな不安があるのか、日頃どんな不便を感じていらっしゃるのか等、ざっくばらんにお話いただけたらと思います。また、初回のご来店時に聴力の測定を行います。カウンセリングと聴力の測定結果をもとに、お客様のご利用シーンにあわせた補聴器をご提案させていただきます。ヒヤリングストアでは国家資格である言語聴覚士や認定補聴器技能者、補聴器装用者など聞こえのプロフェッショナルが、多数在籍しています。

 

試聴・器種決定

認定補聴器技能者などに相談しながら、自分に合った補聴器をお選びいただきます。補聴器には様々な器種や機能があります。生活環境や聞こえづらさの程度、予算などを考慮しながら、最適な一台を見つけ出すことが重要です。ヒヤリングストアでは、世界トップメーカーの補聴器を豊富に取り揃えています。シグニア・オーティコンと共同企画による「見せない補聴器」は自慢の限定商品です。また、無料で2週間お貸出しが可能なレンタル制度がございます。2週間で効果を実感いただくのは難しいことですが、お取り扱いや補聴器の聞こえをご自宅や外出先で体験いただくことができます。

 

 

購入・アフターケア

自分にぴったりの補聴器が見つかったら、購入手続きに進みます。正式にご注文いただいてから3日~10日でお渡しができます。オーダーメイド耳穴タイプの製品は10日前後かかります。補聴器はご購入いただいてからがスタートです。慣れるまでの2~3か月間は音の微調整が必要です。適切な調整やメンテナンスを行うことで、より長く快適に使用することができます。ヒヤリングストアでは、安心してお使いいただけるよう、ご本人様はもちろん、ご家族様へのサポートも大切にしています。

第5章:補聴器を安く購入するには補助金・助成金を使おう 

 

補聴器購入費用のご負担を懸念されている方もいらっしゃると思いますが、補聴器の購入費用を補助する制度があることをご存知でしょうか? 補助金や助成金を活用すれば、経済的な負担を軽減して補聴器を購入することができます。

障害者総合支援法による補助

聴力のレベルによっては、障害者総合支援法に基づく補装具費支給制度を利用することができます。利用することで、補聴器の購入費用の一部を補助してもらえます。

この制度を利用するには、お住まいの自治体から「身体障害者手帳」の交付を受ける必要があります。交付を受けたら、補聴器購入時に必要な手続きを行います。補助額は、補聴器の種類や所得によって異なりますが、多くの場合、自己負担額は購入基準該当器種価格の1割程度となります。

自治体独自の補助制度

国だけでなく、各自治体でも独自の補助制度を設けている場合があります。例えば、高齢者を対象とした補聴器購入費の助成制度などがあります。

自治体によって、対象者や補助額、申請方法などが異なりますので、お住まいの地域の窓口に問い合わせてみるのもおすすめです。

医療費控除

補聴器の購入費用は、医療費控除の対象となる場合があります。医療費控除とは、1年間にかかった医療費が一定額を超えた場合に、その一部を所得税から控除できる制度です。

確定申告の際に、補聴器の購入費用を医療費として計上することで、税金が還付される可能性があります。

補聴器の購入を検討している方は、これらの制度をぜひ活用してみましょう。補助金や助成金を受けることで、経済的な負担を軽減し、より快適な聞こえを手に入れることができます。

第6章:補聴器購入に関するよくある質問

 

ここまで、補聴器の購入の店舗選びのポイントや流れをお伝えしてきましたが、最後に補聴器に関するよくある質問をまとめました。

Q 最近、会話が聞こえづらいが、補聴器には抵抗がある。年齢的にも、まだ50代で補聴器をつけるほどではないと思うが、なぜつけるの?


A.日本の全人口の15%に、難聴の症状があるといわれています。最近は目立たない補聴器が非常に増えたこともあり、普段は聞こえに不自由がなくても、会議や趣味のためだけに補聴器をお使いになるお客様もとても増えています。

Qどのくらいの値段がするの?なぜこんなに高額なの?

A.当店で取り扱っている信頼ある世界トップメーカーの価格帯は片耳およそ15万円~70万円です。会話音や音楽、雑音を分けて音声処理し、様々な環境で会話を聞き取りやすくするための機能がついています。機能が高度になるほど、価格は高くなります。

Q補聴器はすぐに効果がでるの?

A.補聴器はメガネのようにつけてすぐ効果がでるものではありません。基本的に2~3か月かけて音を少しずつ微調整しながらより良い状態にしていきます。ヒヤリングストアでは、納得してご使用いただくためご購入後の2ヶ月返品制度を設けております。ご満足いただけない場合は返品できますので、まずは2か月お試しいただくのもおすすめです。

Q補聴器をつけるのは、片耳だけでもいいの?

A.両耳に聴力の低下がある場合、片耳だけの使用は、おすすめしておりません。音の大きさ、方向感覚、賑やかな場所での言葉の聞き取りなどは、両側に耳があるから把握できることです。両耳の聴力が低下している場合、片耳だけに補聴器を着けると、その効果が少なくなるだけではなく、反対の耳を酷使することで聴力低下を招く恐れがあります。

ヒヤリングストアは、安心してゆっくりご相談いただき、より有意義な時間にするためにも、ご予約をおすすめしております。ご相談のみもお受付しております。なお、ご予約がないままご来店をいただく場合、混雑状況により長時間お待ちいただく場合や、後日改めて、ご予約をお願いする場合もございますので、あらかじめご了承ください。

ご予約はこちらから:https://www.hearing-store.com/reservation/

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