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2020.8.25

2020年に日本初上陸!PHILIPS(フィリップス)補聴器早わかりガイド

日本では電気シェーバーや電動ハブラシでおなじみのブランド、「PHILIPS(フィリップス)」。この度、フィリップスブランドの補聴器が誕生しました。日本に初上陸したばかりのフィリップス補聴器。この新ブランドの魅力を余すところなくお伝えします。

PHILIPS(フィリップス)とは?

PHILIPS(フィリップス)はオランダに本社を持つ、ヘルスケア製品・医療関連機器を中心とする電気機器関連機器メーカーです。病院で使われるCTのような大型の医療機器から、家庭で使われる電動ハブラシ、電動シェーバーまで、幅広い製品を開発・製造し、信用を積み上げてきました。

その歴史は古く、始まりは1891年にさかのぼります。炭素フィラメントの量産化を成功させたフィリップスは、順調に事業を拡大。1927年にはラジオの生産を開始。小型で安価なラジオは一般家庭へのラジオの普及に大きく貢献し、ラジオとラジオ用真空管の世界最大級のメーカーに成長しました。

日本では電動シェーバーの知名度が高いフィリップスですが、最初の回転式電気シェーバーが生まれたのは1939年。80年以上昔のことです。

1980年代にはソニーとの共同開発でCD(コンパクトディスク)が誕生。ソニーとは1997年にも提携し、DVD規格の制定に寄与しています。

テクノロジーで人に寄り添うことを追求し続けてきたフィリップスは、「2025年までに30億人の人々の生活を改善すること」を目標に掲げ、今日もさまざまな研究や商品開発を続けています。

フィリップス補聴器が日本初上陸!

2020年、フィリップスブランドの補聴器である「フィリップス ヒアリンク補聴器」が日本に初上陸しました。ブラック、グレー、ベージュのシックな3色展開の補聴器本体にフィリップスのロゴがあしらわれており、スタイリッシュなデザインが印象的です。

「フィリップス ヒアリンク補聴器」はオーティコンの親会社でもあるデマントグループとロイヤルフィリップス社とのライセンス契約により実現した製品。とはいえオーティコンのサブブランドという位置づけではなく、独立したブランドとして展開していきます。

デマントとは?

デマントは1904年にデンマークで創業された聴覚ヘルスケア企業。補聴器や人工内耳、聴覚検査装置など、聴覚ケアのあらゆる製品やサービスを世界約130ヵ国以上で提供しています。補聴器の世界6大メーカーであるオーティコンの親会社でもあります。

オーティコンについては下記の記事が参考になります。

信頼できる補聴器メーカーはどこ? 世界6大メーカー早わかり その3 オーティコン

フィリップス補聴器の特徴

日本に上陸したばかりのフィリップス補聴器。スタイリッシュな外観は、見るからに期待が高まりますが、機能的にはどのような補聴器なのでしょうか?

フィリップス補聴器に搭載されているテクノロジー

フィリップス補聴器は「サウンドマップ」と「サウンドタイ」という2つのテクノロジーを搭載している補聴器です。

サウンドマップ

「サウンドマップ」は「サウンドマップノイズ抑制」「サウンドマップ増幅」「サウンドマップハウリング(フィードバック)キャンセラー」という、3つの音声処理からなるテクノロジーです。

・サウンドマップ増幅

音の詳細情報の原型をできるだけ保ちながら圧縮する機能です。音質が良く、これまで会話の中で聞き落としていた言葉も、より明瞭に聞き取りやすくなります。

・サウンドマップノイズ抑制

音声情報はそのままに不要なノイズを分離します。周囲の騒音を軽減し、にぎやかな場所でも会話の理解をサポートしてくれる機能です。

・サウンドマップハウリング(フィードバック)キャンセラー

ハウリング抑制における新たなアプローチによって、安定した聞こえを保つ機能です。

サウンドタイ

フィリップス補聴器では耳掛け型にのみ搭載されています。補聴器と外部をつなげることができる機能で、スマートフォンと連携したり、テレビの音声を直接補聴器で聴いたりすることができます。

フィリップス補聴器の特徴

フィリップス補聴器には、以下の3つの特徴があります。

1.サウンドマップテクノロジーによる良質な音質

フィリップス補聴器は、騒音下での聴こえが良くなるサウンドマップテクノロジーを搭載しています。この技術により、これまで会話の中で聞き落としていた言葉もより聞き取りやすくなります。

2.「安心」の技術とブランド力

いくら高機能でも、なじみのないメーカーの商品を買うのは少し心配になることもありますね。フィリップス補聴器なら、1世紀を超える長い歴史を持つ、ヨーロッパを代表するヘルステックメーカーの補聴器なので、安心感があります。

3.サウンドタイ テクノロジーにより、テレビとの接続やハンズフリー通話などが可能。

フィリップス補聴器の耳掛け型補聴器は、スマートフォンで利用できるアプリ「Philips HearLink アプリ」を利用することで、音量調節や補聴器のプログラムの切り替え、補聴器を探す機能や、電池残量の確認といったさまざまな機能を利用することができます。

また、こちらも耳掛け型の機能ですが、スマートフォンによる通話の声を補聴器に直接届けたり、ストリーミング音楽や映画、ラジオの音を直接補聴器へ届けたりすることができます。(android端末では別売りのオーディオクリップが必要。)

また、テレビアダプター(別売)との併用で、テレビの音声を補聴器に届けることも可能です。

PHILIPS(フィリップス)補聴器のオススメ器種紹介

日本初上陸のフィリップス補聴器は、耳掛け型も耳穴型も用意されており、さまざまなニーズにこたえることができるラインナップです。中でもオススメは充電式の耳掛け型と、つけていることが目立たない小型耳穴型。

フィリップスのロゴがスタイリッシュなデザインで、カラー展開はブラック、グレー、ベージュと、ロゴを引き立たせるシックな3色がそろっています。

1.充電式小型耳かけ型補聴器(MRT TR)

フィリップス充電式耳掛け型補聴器

電池交換の手間がかからない!と最近人気の充電式の耳掛け型補聴器がフィリップスからも登場。前述したサウンドタイテクノロジーを搭載しており、スマホアプリとの連携やハンズフリー通話が可能な、フィリップス補聴器のラインナップの中でも、もっとも高機能なシリーズです。コロンとした形状の充電器にもフィリップスのロゴがあしらわれています。

2.極小型オーダーメイド耳穴型補聴器(IIC)

フィリップス耳穴型補聴器

目立たなさではナンバーワンの小型耳穴型補聴器。マスクの着脱もスムーズなので最近人気が急上昇しています。アプリなどとの連携機能はありませんが、シンプル機能で使いやすく、何より耳の奥まですっぽりと隠れて周囲から目立たないのが嬉しい補聴器です。

フィリップス補聴器の取扱店は?

世界的なヘルステックメーカーであるフィリップスが長年行ってきたヘルスケア事業と、こちらも世界的な聴覚ヘルスケアグループであるデマントの聴覚ケアテクノロジーが融合し、非常に音質の良い補聴器が誕生しました。今年日本に初上陸したフィリップス補聴器は、まだまだ取り扱っている店舗も少ないのが現状です。

補聴器専門店では都内唯一の取扱店であるヒヤリングストアでは、最新のフィリップス補聴器の試聴や、無料の2週間レンタルが可能です。補聴器専門店では、経験豊かな専門スタッフが丁寧なカウンセリングと聴力測定を行うため、お客様一人ひとりの聴こえに合わせた調整を行うことができます。ヒヤリングストアにお立ち寄りの際には、最新のフィリップス補聴器を試してみてはいかがでしょうか。世界6大メーカーの補聴器と聞き比べてみるのもおすすめです。

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