オーティコン（デンマーク）
オーティコンってどんな会社？
オーティコンは1904年設立、100年以上の歴史を持つデンマークの補聴器メーカーです。聞こえに悩む人々を最優先で考える「ピープル・ファースト」をミッションに掲げ、長年にわたって補聴器利用者のデータを収集。それをもとにオーディオロジー（聴能学・聴覚学）に徹した補聴技術の研究開発を行ってきました。2020年にはミッションを「Life-changing technology(ライフチェンジング テクノロジー)」と改め、「難聴者の人生を変えるために既成概念を打ち破り、さらなるテクノロジーの限界を広げていく」としています。
オーティコン販売網は世界120か国以上に広がり、グローバルカンパニーのオーティコン・インターナショナルやグループ企業のウィリアム・デマンド・ホールディングスなどが国際的に事業を展開しています。日本法人設立は1973年で、補聴器の製造と販売、聴力測定装置等の医療機器の輸入販売、フィッティングソフトウエアサポートなどの事業を日本国内で行っています。
このオーティコンという企業の根底にあるのは、創設者ハンス・デマンドのヒューマン・マインドです。彼は難聴だった妻への愛情と親身なケアに尽くし、やがて聞こえに悩む人々へのサポートに取り組むようになりました。そして、難聴者が「自分の聴力で望んでいる生活が送れるよう支援する」という理想的なクオリティ・オブ・ライフを追求したのです。
最高の製品を生み出すためには、オーディオロジーの研究や、最新技術の追求も大切ですが、何よりも重要なのは、難聴に悩む人々の声に耳を傾けること。オーティコンはミッションである「Life-changing technology(ライフチェンジング テクノロジー)」と共に、価値ある製品を提供し続けています。
オーティコンの補聴器の特徴は？
特徴１ 優れた音空間認知機能
ふたつの補聴器が右耳と左耳で互いに高速ワイヤレス通信をしあうことで、周囲の音を分析し、音を風景のように感じられる機能・それが音空間認知機能です。人の声、会話を優先的に処理するため、喧騒の中でもより明瞭な聞き取りが可能になります。
特徴２ スピーチガード
会話の抑揚を詳細に分析し、補聴器装用者の聞こえにフィットさせることで、会話の中の繊細なニュアンスの違いまで聞き分けられるように音を再現します。まさにスピーチ（人の声・会話）をガードするというネーミングにふさわしい力を発揮します。
おすすめブランド
オープン（Opn）
ここでおすすめするブランドは、2016年夏に発売された「オープン」です。聞こえの悩みを持つ人が、聞こえにくさで最も悩むのは、たくさんの人が集まって、さまざまな音が飛び交うような環境での会話。たとえばパーティーのような場所ではとても聞き取りにくいので、誰しもが人との会話に自然についていけるようになりたいと思うものです。そこでオーティコンの「オープン」は、革新的な技術で広がりのある聞こえを実現。360度から、ありのままの音の世界を伝えます。
従来の補聴器は指向性を重視し、正面からの音や、特定の人との会話にフォーカスするようにつくられていました。したがって横や後ろから聞こえてくる音声は、あまりよく聞こえないことが多かったのです。「オープン」は音声を360度に広がるパノラマから捉え、ひとつひとつの音声を分析しつつ、すべての音で広がりのある聞こえの世界を再現します。そのために音質バランスを測りながら音声を提供するようにしています。その上で邪魔になる音声は瞬時に取り除くことができます。これにより、多くの人が集まる環境でも、ユーザーは自分の聞きたい音声を選び取ることができるようになりました。
オーティコンの「オープン」には、ユーザーにとって快適な聞こえをサポートする多彩な機能が搭載されています。たとえばiPhoneなどとの連携ではワイヤレスで通話音声をストレートに補聴器に届けることができます。また専用アプリをダウンロードすれば、iPhoneで音量調節、プログラム変更、電池残量通知、失くした補聴器を探す機能などの便利な機能が使えます。
おすすめ商品
オーティコン「オープン」
より自然で正確なバランスのとれた音情報
私たちは脳で音を理解します。難聴があると脳に届く音情報が少なくなります。そうすると脳は音の意味を理解しようとして、フルに活動するようになります。これが疲れにつながります。オープンは脳の負担を軽減する｢ブレインヒアリングテクノロジー｣を搭載し、聴くための労力を減らした 、｢脳に優しい｣補聴器です。
ミニRITE型
日常生活防水仕様
使用電池：312(PR41)
価格：オープン価格
カラーバリエーション：ロイヤルブルー、ベージュ、テラコッタブラウン、コッパーブラウン、ダイアモンドブラック、ダークグレー、ライトグレー、シルバー
